2016年5月にシンガポールへ行ってきました。
ちょっと時間が経ってしまいましたが…
今回は、Singapore Art Museum(通称SAM)のレポートを書いてみたいと思います。
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5月に有給を取って、シンガポールで働いている友達に会いに行ってきました。
シンガポールに行くのは3回目。
マーライオンなどの観光スポットは一通り制覇していたので、特に目的もなく「友達とだらだら過ごす」ための旅行でした。
もともと美術館や博物館が好きです。
お友達が午後から出社しなければならない日があり、ひとりで街に繰り出すことにしました。
せっかくなので美術館に行ってみたいなぁと思って検索してみたところ…
シンガポールナビより、シンガポールの博物館リスト⇒こちら
最も有名なシンガポール国立博物館には、2014年に訪れたことがありました。
ナショナル・ギャラリー・シンガポールも気になったのですが、今回はシンガポール・アート・ミュージアム(通称:SAM)をチョイス。
あまり膨大な数の展示品があると疲れてしまいそうだったので…
現代アート好きなこともあり、こじんまりとしていそうなSAMに行ってみることにしました。
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シンガポール・アート・ミュージアム(Singapore Art Museum : 通称「SAM」)
- 公式ホームページ⇒こちら
- アクセス
- 開館時間
月~日:10am~7pm(最終入館時間6:15pm)
金:10am~9pm(最終入館時間8:15pm)
- 入館料
大人:$20.00
子供(0~6歳):無料
子供は無料というのが家族連れにはうれしいのではないでしょうか。
<MENU>
1. 外観
2. お気に入り作品2つ
3. レトロでかわいい建物
4. SAM at 8Q
1. 外観
現代アートらしく、美術の知識がない私でもとっても楽しめる展示が多かったです。
現代アートはただ眺めるだけでなく、触ったり、聴いたり、自分の作品に参加できたり、色んな楽しみ方ができるので好きなんです。
2. お気に入り作品2つ
SAMの展示の中で、印象的だったものを2つ紹介したいと思います。
①タイトル:Every Point of View(作者:Matthew Ngui)
展示空間の中に、下の写真のような白いパイプがたくさん立っています。
ところどころカメラが置かれているのですが、そのカメラで撮影している映像が、リアルタイムで壁のスクリーンに映し出されます。
スクリーンに映る映像を観てはじめて、訪問者たちは無数の白いパイプにはメッセージが書かれていたことに気づきます。
リアルタイムの映像が映し出されるので、場所によっては自分の姿が映ることも。
タイトルが「Every Point of View」ですが、「何の意味もないような無数のポールも、視点を変えればメッセージが見えてくる」ということを表現しているのかなぁと私は解釈しました。
Matthew Nguiさんは1962年生まれのシンガポールのアーティストだそうです。
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②タイトル:HDB Life(作者:Shin Lin)
2つめに紹介する作品タイトルにある「HDB」は、シンガポールでメジャーな集合住宅の名称です。
ジェトロが「シンガポールの住宅事情」として、HDBについて詳しく書いたレポートをネットで発表しています。
ジェトロ「シンガポールの住宅事情」⇒こちら
ジェトロのレポートをもとに、HDBについて簡単に要約すると…
HDBとは、
-
住宅開発庁(Houseing Development Board : HDB)が1970~1980年代に急ピッチで建設した集合住宅の名称
-
シンガポール国民の8割がHDBに暮らしている
レポートの内容や写真を読むと、日本で言う「市営住宅」や「団地」みたいなイメージかなぁと思います。
シンガポールは土地が狭いため、有効活用としてHDBのような集団住宅が多いのだそうです。
そんなHDBに暮らすシンガポール国民たちの姿に触れることができる展示が、ひとつの常時展になっていました。
HDBがテーマの作品の中で、一番気に入ったのが「HDB Life」です。
私が作ったHDBのカードも、壁に置かれたラックに差し込むことにより展示の一部になりました。
実際にシールをぺたぺた貼りながら、自分でデコレーションしたお部屋が展示の一部になる…楽しいですよね。
お子さんも楽しめそう。
この「HDB Life」の他にも、HDBで暮らすシンガポール国民の生活を切り取った写真など、シンガポールの生活に触れることができる作品がたくさんありました。
美術館にある作品を通して、その国の文化や人々の暮らしに触れることができる。
海外旅行で美術館や博物館に行くときの、まさに醍醐味を味わえたように思います。
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3. レトロでかわいい建物
シンガポール・アート・ミュージアムの建物は、1885年に建設されたそうです。
もともとミッション系の男子校として建てられたのですが、学校の移転に伴い1996年に改修しミュージアムとしてオープンしたそうです。
レトロでかわいい建物でした。
床に貼られているタイルがレトロでかわいいのがとにかく印象的でした。
タイルのデザインは様々で、フロアを上がったり部屋に入ったりするたびに「この部屋はどんなタイルだろう?」とわくわくします。
建物自体が美しいので、機会があればぜひ立ち寄ってみてほしいです。
4. SAM at 8Q
SAMから道を渡ってすぐの場所に「SAM at 8Q」という別館がありました。
SAMの入場料を払うとステッカーをくれるのですが、そのステッカーを見せると無料で入れてくれます。
私が行った時、SAM at 8Qには子供用の展示がたくさんありました。
とにかく子供がいっぱいでごった返していたので、私は館内を一周してすぐ帰りました。苦笑
以上、ちょっと時間が経ってしまいましたが2016年5月に訪れたシンガポール・アート・ミュージアム(SAM)のレポートでした。
建物がレトロでかわいいですし、HDBなどシンガポールの人たちの生活を知ることができる展示も多くあります。
シンガポール旅行の際にはぜひ、足を運んでみてください♪
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