私は割と読書をする方だと思うけど、基本的に本は買わない。
今の蔵書はたった5冊だ。
お金がもったいないのもあるし、持ち物が増えることが苦手なので、読みたい本は図書館で借りて読んでいる。
そんな私が、20代の終わりごろに出会い、図書館で読んだ後に「これは手元に持っておきたい」と思って購入した本。
「専業主婦は2億円損をする」著者:橘玲
橘玲は小説「マネーロンダリング」から読み始めたと記憶している。
「お金持ちになれる黄色い羽根の拾い方」を読んで、面白い考え方だし腑に落ちるなと感じてから、橘玲の本をちょこちょこチェックしていた。
橘玲の土台的な主張はブレていないため、どの著書も言い回しやアプローチの違いこそあれ、書いている内容は似ていたりする。
「専業主婦は2億円損をする」は、橘玲の主張を、女性(若い学生さん、これから就職をしようとする人、今働いてる人、結婚して仕事を辞めた人、出産して仕事を辞めた人などなど)向けにまとめて出版してみた!みたいな内容の本である。
本の内容はざっくり言うとタイトルの通りなので、ここでは詳しく書かない。
私は今色んな状況から今の仕事を手放したくもあり、手放さないといけないようにも感じている。
こんな時のために、数年前に買って手元に置いておいた本。
数年ぶりに読み返してみた。
この本を読み終えて、できるところまで仕事を続けようと思った。
今の職場じゃなくてもいいから、とりあえず働けるうちは働こう。
今の仕事を薄給だけど、正社員で雇用はかなり安定している。
望めば産休育休だってとれる。
辞めたくなることばかりだし、今は腰痛+アトピー悪化+通勤片道1時間半ときて、これ以上同じ環境での通勤は厳しい。
辞めちゃいたいけど、最善を尽くせるところまで踏みとどまろう。自分の自由と幸せのために。
いつか衝動的に仕事を辞めたくなった時に、冷静に踏みとどまるためにこの本を買った。
ちゃんと役割を果たしてくれてありがとう。
数年前の私、将来の私のために本を残してくれてありがとう。
今の私、将来の私のために踏みとどまる決断をしてくれてありがとう。
ほんと10代、20代、30代ぐらいの女性にはぜひ一度読んでみてほしい。
人生設計に参考になるよ。
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