ちょっと前からよくテレビで流れているトヨタ自動車のCMに、違和感を感じています。
トヨタイムズのトヨタ工業学園を取材しているバージョンです。
他のバージョンの時は、「社長自ら出てきてがんばってるんだな」ぐらいの印象でした。
このトヨタ工業学園バージョンは怖い。
外出自粛中に映画「永遠の0」を見たからかもしれない。
冒頭の整列をして「休め」をしたり挙手したりするシーンは、ただの軍隊に見えました。
インタビューされてる若者たちが
「つらい時の原動力は仲間」
とか
「家族を安心させたい」
とか
「人生かけてやっていくつもりです」
とか、私が苦手なフレーズばかりを言っていました。
自分のために働けばいいと思うよ。
親とか、仲間とか、どうやって身近な人のため…と思い込ませておいて、国家がその純粋な気持を搾取したのが先の大戦だよね。
社長から胸元にハンコ?を押されてるのもドン引きでした。
こんなCMを、イメージアップだと思って作ってる感覚が、私には理解できないかな。
あとこのCMを見るたび私は違和感というか、軽い恐怖?、もっと言うと不快感を感じるんだけど、巷ではそんな声が聞こえてこないことにも戸惑っています。
たまにあるみたいに「あのCMは不快だ」「時代錯誤だ」って声がもっとあっていいと思うんだけどな。
あのCMを見て「トヨタに入社したい」って思う若者がいるのだろうか。
私は若者じゃないけど思わない。
CMに出てくるキラキラしていた若者たちが、企業や組織に潰されず、充実した自分の人生を生きてほしいと思う。
こんなこと書いてみたけど、実際CMに出てくるあの学園の卒業生たちの方が、私なんかよりいっぱいお給料もらって豊かな人生を送るんだろうけどね。苦笑
CMを見るたびに違和感を感じていたので、ブログに吐き出してみました。
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