時短なのに終わらなくて残業+休日出勤をしているもやもや

もう少しで育休復帰から1年が経つ。

6時間の時短で働かせてもらえていることには感謝しつつも、渡される仕事量はフルタイムとほぼ変わらないと思っている。

実際に復帰して1,2カ月は職場の上司も同僚も「もう時間(定時)でしょ。早く帰りな」と声をかけてくれていて早く帰りやすかったものの、そんな好待遇は続かない。

私の職場は出向の人が多いがプロパーが少なく、数少ないプロパーの中で産休・育休をとったのは私が初めて。

と言うことで、就業規則はちゃんと整っていて基本ホワイトではあるものの、周囲の理解は足りていない。(というより今まで実績がなかったのだから仕方ない)

出向で来ている年長の上司(もれなく男性)たちに子どもはいるんだろうけど、そもそも数年で異動になるからプロパーの育児時短社員のことをそこまで気にかけてくれているとは思えない。(仕方ない)

同僚もみないい人で、表立って嫌味を言われることはないので(子供が熱を出して帰った時、面と向かってブチぎれてきた同僚は、もともと孤立したモンスター社員だったので辞めていなくなった。よかった)、本当に感謝している。

ただ、子どもがいないから育児との両立の苦労とか、子どもが熱を出したときの対応についてだとか、仕組みや詳細を分かっていない。(本当に仕方ない)

結局、ひどい月には私は6時間の所定労働時間+45時間の残業(休日出勤)なんてこともあったし、基本毎日1時間弱残業みたいな月が数カ月続いた。

月初にはやむを得ず休日出勤をすることが常になり、誰も気にかけてくれなくなった。

もちろん、賞与は基本月給×●か月という仕組みのため、基本月給が時短設定の私の賞与は低い。

それなのに、

  • 朝早く出勤してのサビ残30分
  • 昼休み1時間のところ、15分でお弁当を食べてサビ残45分
  • 6時間の提示後、ちゃんと申請して残業代が付く残業1時間弱

みたいな働き方を数カ月していた。結果8時間弱の通常の所定労働時間よりも多めに働いているやん。っていうね。

ばかばかしくてこんな働き方は、もうやめることにした。

で、無理矢理6時間で帰るよう心がけているのだけれど、そうなるとどうしても間に合わない業務が出てきて月に1,2回は休日出勤をして穴埋めをする羽目になった。

土日は旦那も休みなので、旦那には申し訳ないが子供の面倒を見てもらい、私は朝イチから22時過ぎまで働いたりする。

土曜日にそれをやると、日曜日はもう週5日+土曜日の12時間を超える労働でへとへとになり、寝てるだけで週末が終わる。

ばかばかしいよね。だから休日出勤ももうやめる。

そうなるとますますどうあがいても平日6時間×5日で終わる仕事量ではないので、上司に「●日までに●●の締め切りがあるので、それに間に合わせるためにはもうこれ以上仕事を受けることはできません」と先週言ってきたよ。

私が伝えた直属の上司は「了解」と言ってくれた(と言うかそれしか言いようがないだろう)からよかったものの、私に仕事を振る予定だったであろう他の人たちは怪訝な雰囲気を醸し出している。

でも仕方ないよ。

通勤中に図書館で借りた「ライフシフト2 100年時代の行動戦略」という本を読んだ。

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そこにあった記述に驚いたので、忘備のため書いておきます。

母親や母親(である女性)を雇用している企業側にだけ、育児休業による不利益が発生するのは良くないよね、企業側の課題は何だろう?という流れ(私の勝手な要約)で、

スウェーデン、ノルウェー、カナダのケベック州など、「父親クォータ」とでも呼ぶべき制度を採用している政府も多い。子どもの両親が2人で取得できる合計の育児休業期間のうち、片方の親の取得日数が一定の基準を下回ってはならないとする制度だ。もし父親の取得時間がその最低基準に達しなければ、夫婦はその分の育児休業期間の権利を失うことになる。

『ライフタイムシフト2 100年時代の行動戦略』、アンドリュースコット/リンダ・グラットン著、池村千秋訳、東洋経済新聞社、2021年

最近でこそ、産後パパ育休制度とかあるけど、そもそも育児休業をママ側だけ取るって発想がナンセンスですよね。

父親も育児に関わりたい人多いだろうし、でも企業風土がそれを受け入れないみたいな部分が大きいと思う。

基本はパパとママ半々ですよ!そうじゃないと育休あげないよ!みたいな制度になっていれば、パパ側も申請しやすくなるし、ママの肩身の狭さは多少改善されるのかもしれない。

家庭により状況は違うから一概にこれが良いとは言い切れないけど、選択肢の一つとしてはめっちゃアリ!って思うよ。

だってさ、今の私の職場、出向できているおじさんは子供がいる人が多いんだよね。

その人たち自身も育休や時短を経験していたら、今の私の時短勤務への配慮や理解も進んでいたはずだと思う。

今はとにかく、周りにロールモデルもいなければ、子育てや育児、時短勤務のことを分かっている人がおらず相談もできないから孤独だ。

リアルに「3ヶ月後に仕事辞めるワタシ」みたいなのを思い描いていたりもする。

極力辞めたくはなかったんだけど、実際問題両立ができていない。崩れるのは時間の問題な気がするよ。

ちなみに、2もだけど1もおすすめ。

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