しばらく会っていない・連絡を取っていない友人から「報告があるんだけど、あとで電話していい?」というライン。
結婚の報告である可能性が高い。いや、結婚の報告以外に考えられない。
頭の中では警報音が鳴って、「結婚の報告だな」と覚悟を決める。
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20代の中盤ごろから彼氏がおらず、たまにできてもすぐ振られていた私。
自分恋愛がここのところずっと上手くいっていなくて、これから上手くいく気がしない。結婚はしたいのに。
そんなタイミングで女友達からの「報告があるんだけど」は、嫌な予感でしかない。
周りが幸せになるからと、私がその分不幸になるわけではない。幸せは相対的なものじゃない。頭では分かってるけど…
自分が幸せじゃないタイミングで、女友達のハッピーな報告を聞くと、もちろんおめでたいしうれしいのだけれど、黒い気持ちがふつふつと湧いてくる。
「友人の幸せな報告を聞いて落ち込むなんて…私の性格が悪いのかな、心が狭いのかな」と悩んでいる女性が多いと思います。
この気持ちを誰かに相談すると、「そうやって友達の幸せを喜べないような人だから、お前は結婚できないんだ」って言われそう(口には出さなくても思われそう)で、言えないんですよね。
自分がよけい惨めになる気がして。
この悩みを、ネット上の知恵袋みたいなところに書きこんんだ時にはもうフルボッコにされます。
「そんなんだから結婚できないんだ」「性格が悪すぎるババアだ」「お前なんか幸せになれない。独りぼっちで死んでくにきまってる」って書き込まれる。
だから正直に周りに言えない。
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私は「なんで自分だけひとりぼっちなんだろう」と思って数年過ごしていました。
結婚して幸せそうにしている友達を見ているのが辛くて、ちょっと距離を置いて疎遠になった時期もあります。
当時の感情の流れはこんな感じ。
結婚したいけど相手が見つからない⇒友達の結婚報告⇒祝福の気持ちもあるけど、妬み嫉みの気持ちが湧いてくる⇒友達と少し距離を置く⇒自己嫌悪
「こんなに性格悪い自分じゃ、一生誰からも愛されないかもしれない」と絶望していました。
ちゃんと数えると26歳ごろから30歳までの4~5年間ほど、婚活がうまくいかない焦りと、周りが結婚していく焦り、友人に嫉妬することによる自己嫌悪で、心穏やかではない日々を過ごしていました。
彼氏ができて落ち着いている今となって思うと、自分の婚活がうまくいかない時に焦ったり嫉妬するのは当然のことだなぁと。
極端に例えると、数日間のまず食わずで死にそうなとき、すぐ隣でおいしそうに食事をとってる人がいたら…
「なんで自分は食べれないんだ」って怒るし、何なら食事を奪おうとするかもしれない。
もちろんおなかいっぱいで満たされていたら、隣の人が何を食べていようがさほど気になりません。
私の性格が悪いんじゃない、人として仕方ないことだったなぁと。
もし今、去年までの私みたいに、婚活がうまくいかない、女友達が結婚していくのを見ているのがつらい、素直に祝福できない自分が嫌いだという人がいたら…
それは仕方のないことです。あなたが悪いわけじゃない。たまたま今あなたがうまくいっていなくて、周りがうまくいっているように見えるだけ。
周囲の幸せは十分お祝いをしてあげて、ただ「うらやましい」「なんであの子だけ幸せに」と思う自分の感情も大事にしてあげてください。
その気持ちを上手く付き合って、「〇〇をがんばろう」「今は疲れてるから休もう」と気持ちを切り替えてみてください。(難しいって、経験上分かってるけど)
いずれ、あなたが妬んでいた人にあなたが妬まれる時が来ます。(経験上)
その時は相手の気持ちも理解してあげられる、やさしいあなたになっているはず。
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