出向してきた上司の命令に、やんわり「NO」の意思表示をした話

私は今の職場にはいって3年目。

31歳だけど下から数えて三番目の年齢だ。

「若手」と呼ばれている。もちろん役職はない。

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私は今の職場に直接雇用されている正職員。

職場は、他企業からの出向職員が半数以上という特殊な形態だ。

役職者はほぼ出向組で占められている。

出向組は数年で自分の会社に戻るので、自分の手柄・実績を上げることに必死で、当たり前だけど私の職場である組織のことをちゃんと考えてはいない。

私は3年目の平社員なりにも、今の団体の職員という自負があるので、あまりにも横柄で出向元の利益しか考えない出向組の上司たちに辟易している。

それぞれの企業のノウハウを出向組に教えてもらいながら、戦力になってもらっているので、ある程度は仕方ない部分もあるのかなぁとは思っている。

それに私は下っ端なので、もちろん出向組上司たちに意見することもできない。

でも先日ある出来事があった。

出向組上司Bが自分の出向元の案件を、私の会社の利益にもならないのにやたら外部との調整とフォロー、特典付きの商品などを仕上げろと私に指示をしてきた。明らかにやりすぎだ。

Annie:私。今の職場の純職員。平社員。

上司B:他企業からの出向組。私の課の課長にあたる。あと2~3年で出向元に帰る

上司C:今の職場の純職員で、主任。純職員という点でも、部署内の立場的にも私の直の上司にあたる

その件は私の上司C(うちの純職員)の耳にも入ったようで、上司Cから出向組上司Bに「そこまではさすがにできません…」とけん制がはいったそう。

私はその経緯を小耳にはさんでいたのだけど、出向組上司Bはそんなことなかったかのように私にその業務の指示をしてきた。

おそらく、annieは上司C(純職員)からけん制されたことを知らないだろう。

あいつはヘラヘラしているから、命令すれば素直にこなすだろう。

と、なめられてるんだろうなぁと感じた。

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やんわりと「でもその会社(=上司Bの出向元)にだけ便宜を図るのは、後々問題になりませんかね。。。。」ぐらいのことを言ってみたら、図星過ぎたようで何も言い返されなかった。

明らかに気分は害している様子だったけど、私の言うことが正論過ぎて黙り込んでしまった上司B。

私は上司Bを論破したかったわけではない。

あまりにも度が過ぎていたので、純職員として私も「その意見には賛同していませんよ」というオーラを出しても差し支えないと思った。

結果、その上司Bから私への「やりすぎ命令」はうやむやになった。

Bは自分でも「やりすぎ」と分かっていたのだと思う。

私からの提言は、かなり意外だっただろうし(素直に従うと思われていた)、50代の上司Bからすると、30代の平社員・しかも女性!にやんわり意見を言われたことはプライドが傷ついたに違いない。

上司Bと私のやりとりを知った上司Cには、「そこは俺にふるべき。俺から断るなりできたのに」と怒鳴るレベルではなかったけど、結構な勢いで怒られた。

確かにそうだったな、、、と思ったけど、一度上司Cからも断ってると聞いていたし、その日上司Cは朝からいらいらしていて機嫌が悪かったので、さらに機嫌が悪くなりそうな話を持っていけなかったという裏話もある。

確かに冷静になって振り返ると、上司Bからの命令はその場はやんわり受け流して、上司Cに報告してCから対処してもらうべきだったのだと思う。

ただ、私も曲がりなりにも純職員である。

あまりにも度が過ぎた出向元の利益のためだけの上司Bの命令を、ヘラヘラ受けたりはしませんよ!それルール違反って私も気づいてますよ!ってアピールを、上司Bにできたのはよかったんじゃないかと。

だってあの時意思表示をしなければ、これからも無茶な件をどんどん私に振ってきたに違いないのだから。

出向してきただけの上司Bは、2~3年で自分の会社に戻る予定。

彼に私の立場が左右されることはおそらくない。

気に入られたところで特にメリットもないし、調子乗ってるし、やりすぎだし。

なめられてちゃダメだと思う。やんわり「NO」の意思表示をしてよかった。

…こうやってフレッシュな20代OLが、「やんわりNO」を言う30代になり、周りに流されない40代になり、ふてぶてしいお局(自粛。ここでやめとこ)

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