35歳時短ワーママが最近読んだオススメ小説4作

読むことと書くことは私の人生で大事なこと。

と、ふと思いました。

子どもが産まれてもうすぐ2年、仕事復帰(時短だけど)してちょうど6ヶ月。日々バタバタしていて、ブログを書いたり読書をする時間の確保は後回しになりがちだ。

通勤は電車だけで1時間ちょっとかかる。時短で働いている私は「職場がもう少し近ければ、その分仕事したり子供と過ごす時間にできるのに」と考えている。

ところが、ここ最近は図書館で借りた小説を電車の中で読むのが楽しい。

仕事終わりに「今日あの人に言われたアレ、ムカついたわ」とか、「今日もあのタスクに手をつける時間が取れなかった…明日に持ち越しだ」とか、ウジウジクヨクヨとネガティブなことを考えてしまう私。電車の中で小説を開くと、小説の世界に没頭して現実(仕事)を忘れることができ、良い切り替えスイッチになっている。

最近読んで面白かったのは、この4作品。

①鏡の孤城 辻村深月著
②ひよっこ社労士のヒナコシリーズ 水生大海著
③悪と無垢 一木けい著
④李王家の縁談 小池真理子著

軽く紹介してみたいと思います。

①鏡の孤城 辻村深月著

上下巻に分かれた文庫本を図書館で借りた。

あまりに面白すぎて、下巻は夜にシャワーの後髪の毛を乾かす時間に「読めるところまで読もうと」と開き、髪が乾き終わっても読み続け、結局午前2時ごろに最後まで読み続けた。それぐらい面白かったよ。しかも洗面所の床に座って髪の毛乾かしてて、その態勢のまま夢中になって最後まで読んでた。

最後に色々繋がる感じがゾクゾクしました。今流行りの「伏線回収」ってやつでしょうか。

娘がいる身としては、将来子どもが学校で何かトラブルに巻き込まれたらどうしよう…みたいなことを考えながら読みました。

②ひよっこ社労士のヒナコシリーズ 水生大海著

娘を妊娠した頃から、社労士と言う職業・資格に興味を持ち始めました。

社労士試験に挑戦するほどまだモチベーションはないけれど、少しずつ情報収集をしています。

図書館で社労士関連の本を検索していて見つけたのが、この「ひよっこ社労士のヒナコ」シリーズ。小説として普通に面白いです。

いつかドラマ化してもいいんじゃないかと思う。社労士という仕事がもっと世に知られるといいですね。

シリーズ2作目までは図書館で借りて読みました。今3作目を予約していて、手元に届く日を楽しみにしています。

③悪と無垢 一木けい著

一木けいさんと言えば…

「一ミリの後悔もない、はずがない」で嗚咽するほど胸が切なくなって泣きました。

読み終ええてからしばらくは、現実世界でもぼーっとしてしまったり、ある意味「後遺症」みたいなものを引きずっていたほど、私がのめり込んでしまったのが一木けいさんの「一ミリの後悔も…」です。

久々に小説で号泣した。 「一ミリの後悔もない、はずがない」 ネットで椎名林檎が絶賛しているというのを聞いて、...

一木さんの作品はそこから全部読んでいて、私は「一ミリの後悔も…」に一番心を揺さぶられたんだけど、二番目がこの「悪と無垢」です。

一読してから、確認したい事柄が多すぎて二回目に取りかかりました。二回読み終えての感想は、「いくつか伏線は見つけて回収できたけど、謎な部分が多すぎてモヤモヤは解決されない」。

とにかくすごい作品でした。←語彙力

「一ミリの後悔も…」とあわせて、人におすすめしたい小説です。

④李王家の縁談 小池真理子著

これもめちゃめちゃ面白かった!

皇族や貴族などやんごとなき家に生まれた女性は、誰と結婚するかが、その女性だけでなく一族、今はまだこの世に生まれていない一族の子孫たちにまで大きすぎる影響を与えるんだなと、ある意味怖くなりました。

ある意味戦国時代と同じですよね。政略結婚で嫁がされ、その後誰かと誰かの対立構造になったり政局が変わると、その女性や子どもたちの立場が一気に危うくなったりする。まぁ昭和も戦争してた時代だから、同じなのは当たり前なのか?

高貴なお家に生まれるのも大変だな。

実在した人ばかり登場するので、読み終わってからはウィキペディアで登場人物を検索しまくり、そこに出てくる名前をまたクリックしたりしていたせいで、ちょっとだけ昭和の時代の後続に詳しくなりました。笑

伊都子さんが小室眞子さんの件を見ていたら、いったいなんと言ったのだろう。

毎回、今回のブログはサクッと終わらせようとiPadやpcのメモを立ち上げても、書いているうちについつい長くなってしまいます。

今回も良かった本を箇条書きにして終わるつもりが、こんなに長くなってしまいました。

とりあえず6時間の時短で働きながら、ワーママとしてなんとか生きています。仕事は辞めたい。常に辞めたい。

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